最近の子供はどうなんだろうか?
不安な気持ちで日本の子供や教育を憂いている人も少なからずいるかと思う。
本日会社を一時抜けて下の娘(小学六年生)の授業参観へ出かけてきた。
国語の授業で、内容は作文発表だった。
テーマはそれぞれだったが、何人かの子供が、自分の将来の職業的な夢について語っていた。
その内容を聞いてみると意外な感じがした。
その職業に惹かれた動機と展望がが社会的なものが多いのである。
ある子は幼稚園の先生になりたいという。
そのきっかけは自分の担任の先生が自分を含めた小さな子供のとても優しかったからという。
そして、自分も小さい子供が好きで、その子供たちにやさしくしてあげて、
やさしい子供たちが増える世の中にしたいという。
別の子は、社長になりたいという。
そのきっかけの子供の委員会活動を通じて、人の上に立つ人が思ったり大変な立場だが、
みんなの上にたつことによってみんなに役立つようしていけばみんなが喜んでくれることを体感したことだという。
そして社会にでて、社長として社員にもお客さんにも喜んでもらう仕事をしたいという。
さらに偽装事件のような不正なことをしないことを誓いたいという。
さらに別な子は、将来ボランティア活動をしていきたいという。
きっかけは地域で、環境問題に取り組んだことだという。
そして、みんなで力を合わせれば地域社会がよくなっていくことを体験したことを生かしたいという。
今の子供実はこんなに社会性を身につけている子供が大勢いるのか?
と驚いた。
私が小学校六年生の時には、そこまで、自分の将来の職業について明確でかつ社会的な動機をもっている子供は少なかったと思う。
特に男子は立身出世的な願望が多かったと思う。
子供の教育現場については否定的な情報が多く流れており、
私のように普段接していない人間はそういう情報で偏ったものの見方をしてしまいがちだが、反省させられた。
今の子供たち、そして教育現場、少なくても本日みた姿は捨てたものではないと思った。
うちの子の発表はそういう次元のものではなかったが、
大きな声で元気に発表している姿を見るだけでうれしくなった。(親バカ丸出しだが)