久々の休日ということで「NHKのプロフェッショナル仕事の流儀」という番組にて、昨年11月の放映された「ウィスキーブレンダー」の話を鑑賞した。
ウイスキーは複数の原酒をブレンドして味を決めるらしい。
ウイスキーブレンダーとは、そのウイスキーの味を決めるウイスキーメーカーにとってきわめて鍵となる仕事とのことである。
主人公は、日本のトップメーカーのチーフブレンダーであり、世界のウイスキーブレンドコンテストで3度も世界一が輝いたことがある、輿水精一氏である
私はこの分野はまったくの門外漢であるが、学ぶ点がいくつもあった。
●学びその1 ウイスキーは優等生同士のブレンドではおいしくない
ウイスキーの原酒はそれぞれを単品としては完成度は高くなく、それぞれ癖がある。
ゆえに、複数の原酒をブレンドしてウイスキーの味・香りを完成させる。
癖のある原酒のいいところを引き出すような組み合わせと調合がブレンダーの腕の見せどころだそうである。
そして、優等生的な原酒だけで組み合わせると、無難が味・香りにはなるが、卓越した味・香りにはならないそうである。
癖の強い原酒のよさを引き出すようなブレンドをできたときに卓越した商品ができるそうである。
※我々をこの原酒を人材、ウイスキーを商品と置き換えてみたらどうだろうか?と思った
●学びその2 ブレないために律する
輿水氏はは、毎朝、会社で一番早く、7時に出社するそうである。
そして、昼食は常に同じメニュー(てんぷらうどん)をとるそうである。
昼の食べ物を変えると、「味覚がブレるから」という理由だそうである。
風邪を引かないように一日に何度もうがいをするそうである。
※「ブレなくするためには行動で律することが必要」!
●学びその3 目的に向かって自分に嘘をつかないところまで徹底的にできばえをこだわる。
輿水氏は以前、新商品開発の途中でブレンドの出来栄えに妥協をしたため、商品に売り上げに悪影響を与えた苦い経験を持つそうである。
そして、そのとき先輩から「本当にうまいと思ったの?」をきつい一言を浴びる。
そこから、輿水氏は妥協をしないところまで、味・香りを追求する姿勢を貫くことを決意する。
これまで20回で済ますブレンドを、納得できないと、100回でも、そしてトップがOKでた後でも繰り返すようになる。
「自分にうそをつかない、ウイスキーのブレンドとは一滴一滴へのこだわりだ」と言い切る。
そのこだわりの徹底度が輿水氏を世界一でかつ社内唯一のチーフブレンダーにしていった。
※我々にとって、ウイスキーの一滴一滴にあたる部分とは何か、そして何度でもブレンドを繰り返すということは何か?
ということを考えさせられた。
この番組では最後に、
「プロフェッショナルとは?」という質問があり、それに対して彼は
「軸がぶれない人。自分の信じた目指すものに徹底的にこだわって、努力する人間」
とたどたどしく、しかし力強い表情で答える。決して饒舌な人でないことが感じ取れる。
NHK プロフェッショナル仕事の流儀 ウイスキーブレンダー
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061109/index.html
この番組は、開始以来すべての番組を録画しているがいつも必ず学びがある。